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氷川丸は病院船だった パネル展 手術室は調理室改造

神奈川

2018年9月12日

病院船時代の氷川丸の写真を見る来館者=横浜市中区で

 貨客船として一九三〇年に建造された氷川丸が、太平洋戦争中は戦傷者を日本に運ぶ病院船だった時代を紹介するパネル展が、山下公園(横浜市中区)前に係留されている同船内で開かれている。

 氷川丸は、当時としては最先端のディーゼルエンジンや浸水を防ぐ技術を投入して造られ、米シアトルと日本を結ぶ豪華貨客船として活躍。一九四一年に病院船に改造され、海外の海軍病院から戦傷者を日本に輸送した。

 船内では、写真パネル十六点を展示。貨客船時代の客室や食堂のほか、調理室を改造した病院船時代の手術室やエックス線検査室などを紹介している。日本郵船歴史博物館によると、写真は父親の遺品整理をしていた葉山町の男性が昨年、寄贈した。

 取材には早稲田大三年のインターン生、冨田駿さん(21)が同行。「今の氷川丸からは想像できない。客室を改造してこれだけの医療設備を整えたとは」と話した。

 同展は十二月二日まで。入館料は一般三百円、六十五歳以上二百円、小中高生百円。問い合わせは氷川丸=電045(641)4362=へ。 (福浦未乃理)

 

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