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窓ガラス工事 随意契約での支出は正当 川崎市監査委員、監査請求を棄却

神奈川

2018年9月12日

 川崎市教育委員会が二〇一七年度に発注した市立小中学校の窓ガラス脱落防止工事は、随意契約ではなく入札にかけるべきだったとして、節減できた金額を市に返還するよう市職員に求めた住民監査請求があり、市監査委員は十一日、支出は正当だったとして請求を棄却した。ただ監査結果で「一般競争入札が原則。市民から疑念を抱かれることのないよう、留意して事務を執行することを要望する」と市教委に改善を求めた。 (大平樹)

 請求したのは宮前区の元市職員、坂巻良一さん(68)。

 問題にしたのは、市教委が軽易な工事として随意契約で発注した三十二件。契約金額は計約六千百三十万円に上る。請求では、本格的な工事としてまとめて入札にかけるべきで、入札を経ていれば節減できたとみられる約四百五十万円を返すよう求めた。

 監査結果は、三十二件はいずれも、窓ガラスが外れるのを防ぐ金具を取り付ける軽易な工事だったと認め、随意契約にしたことで市に具体的な損害があったとは認めず、坂巻さんの主張を退けた。

 坂巻さんは市役所で会見し、監査結果を不服として行政訴訟を起こす考えを明らかにした。

 市教委教育環境整備推進室の担当者は「指摘を真摯(しんし)に受け止め、改善に努める」と話した。

 

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