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元園児対象に検診実施 石綿飛散問題 藤沢市が対応案 見舞金など支給も

神奈川

2018年8月28日

 藤沢市立浜見保育園で一九七二〜二〇〇五年にアスベスト(石綿)が断続的に飛散していた可能性がある問題で、鈴木恒夫市長は二十七日、疾患発症のリスクがある元園児を対象とした検診の実施、補償制度の設置や見舞金の支給を含む市の対応案を発表した。

 市によると、当該期間に在籍した園児は約千百人。そのうち、医師や弁護士らでつくる対策委員会がまとめた報告書のリスク評価のレベルで、検診や見舞金などの対象になるのは約七百五十人とみられる。

 現在、連絡が取れるのは約三百人。残りは名簿などを基に特定を進めている。

 希望者を対象に実施する検診は手当や交通費を支給し、胸部エックス線の検査費用も負担する。補償については「判定・認定部会」を設ける。起因性がある場合は治療費や休業補償などを支払い、起因性が認められなくても、疾患発症に関係した可能性を完全に否定できず他に原因が考えられない場合は百万円を給付する。

 見舞金は、不安な思いをさせ対策まで長期を要したことから、一律一万円を支給する。

 いずれも対策委の報告書に沿った内容。元園児や保護者、市議会の意見などを踏まえて最終決定し、来年一月から対策に取り組む。 (吉岡潤)

 

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