XMenu

キッチンカーで飲食充実 夢見ケ崎動物公園が試行

神奈川

2018年8月25日

たこ焼きを買い求める親子連れ=幸区で

 飲食物の販売店がない川崎市幸区の夢見ケ崎動物公園で、市は、キッチンカーなどを園内に乗り入れさせて食べ物を売る取り組みを始めた。10月28日までの土日祝日に試験的に行い、来場者や販売者の反応が良ければ続けるという。村木芳夫園長(54)は「昼食を食べるために園から離れてしまう人も多かった。新たな魅力づくりにつなげたい」と意気込む。 (大平樹)

 販売開始二日目の十九日は、好天の週末とあって多くの親子連れが園を訪れた。管理棟前の広場には、たこ焼きやタコス、かき氷などのキッチンカーが並び、ベンチに座って買った物を食べる来園者の姿が見られた。始まって間もない取り組みとあって、園内放送でも紹介された。

 宮前区の小泉宏典さん(42)、峰子さん(42)夫妻は、小学一年の長男悠真君(6つ)と次男拓斗ちゃん(4つ)を連れて来園。たこ焼きを買った峰子さんは「おなかがすいたら帰るつもりだった。軽く食べて、もうちょっといようかと思っている」と話した。飲食物の販売については「弁当を持ってくる手もあるけど、つくる手間がある。良い取り組みだと思う」と評価した。

 園によると、イベント時以外は飲食物を売る店がなかった。以前営業していた売店が二〇一四年度末から契約を更新せず、閉店したためだ。自動販売機では飲食物を売っているものの、園が今年二〜三月に行った来園者らへのアンケートでは「設置・充実させてほしい施設」として「売店・自販機」が最も多かった。

 一方、園近くの四商店街でつくる日吉商店街連合会も昨年から、園内で販売する機会や手法を探っていた。青年部の出口光徳さん(47)は「来園者の多くは園付近のコンビニ店などに流れ、商店街への流入は多くない」と打ち明ける。連合会は今年六月、キッチンカーなどで販売する構想を園に提案。売店の充実を求めていた園が試験実施を決めた。

 連合会が出店者を募り、販売に必要な公園利用許可申請などの手続きも取りまとめる。飲食物だけでなく、フリーマーケットなども予定している。募集しながら随時、出店者を決めていくため、今後、飲食物の販売ができない可能性もある。販売物の内容は、園と連合会のフェイスブックページで告知するという。

 「ゆめみ“車”マルシェ」と銘打った移動販売は午前十一時〜午後三時、管理事務所前や慰霊塔前広場など複数の場所で行う。小雨決行、荒天中止。問い合わせは、夢見ケ崎動物公園=電044(588)4030=へ。

 

この記事を印刷する