XMenu

<夏の甲子園>横浜、8強目前 力尽く 八回痛恨被弾 悲鳴…「よく頑張った」

神奈川

2018年8月18日

スタンドあいさつを終え引き揚げる横浜ナイン=甲子園球場で

 20年ぶりの優勝はかなわず−。第100回全国高校野球選手権大会13日目の十七日、横浜は金足農(秋田)と対戦し、4−5で逆転負けした。横浜は一回表に2点先制。試合を優位に進めるも、2点リードの八回裏に3点本塁打を浴び、8強進出を目前に力尽きた。

 初回の横浜は、先頭の山崎拳登選手(三年)が右越え三塁打を放ち、河原木皇太選手(同)の一塁ゴロの間に生還。さらに金足農のエース吉田輝星投手(同)の暴投などで1点を追加した。いきなりの2点先制に、三塁側アルプス席の横浜応援団からは歓声が湧いた。

 しかし三回裏、打席に立った吉田投手の2点本塁打で同点に追いつかれ、試合は振り出しに。横浜応援指導部の和田健太郎団長(同)らは学ラン姿で「声を出していくぞ」と気合を入れ、選手の家族や生徒らが声を振り絞った。

 六回表、声援に応えるように遠藤圭吾選手(同)の右前適時打で1点を勝ち越し。七回には角田康生選手(同)の左前打でさらに1点を追加した。遠藤選手の母・静香さん(47)は「願いが通じてよかった」、角田選手の母・清恵さん(42)も「最後まで全力を」とメガホンを握り締めた。

 どんでん返しのドラマは八回裏に訪れた。金足農の高橋佑輔選手(同)の打球は中堅・万波中正選手(同)の頭を越え、逆転3点本塁打。「あーっ」と悲鳴のような声を上げた横浜応援団。九回表の再逆転を祈ったが、三者三振に切って取られ、大きなため息に包まれた。

 アルプス席前で整列し、頭を下げた選手らには、応援団から温かい拍手が送られた。斉藤大輝主将(同)が小学生時代に所属した学童野球チーム監督の岩井将仁さん(48)は涙ぐみ、「ここまでよく頑張った。今日の結果は残念だけど、感謝の気持ちを忘れず、これからも続く野球人生に励んでほしい」と選手らをねぎらった。

  (服部展和)

◆監督・主将談話 

<横浜・平田徹監督> まさかという展開。一球に沈んだ。

<同・斉藤大輝主将> 攻撃陣は一丸で束になって戦えた。(吉田は)低めの球の伸びが予想を超えていた。

<金足農・中泉一豊監督> 前で送りバントを失敗し、高橋の打力にかけるしかなかった。でも、本塁打なんてびっくり。

<同・佐々木大夢主将> 自分たちのスタイルで我慢できたのがよかった。

 

この記事を印刷する