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みんなニッコリ障害者フェス 手芸品販売や演奏会 厚木であす開催

神奈川

2018年8月17日

フェスのチラシを持つ小野さん=横浜市中区で

 障害者が作った手芸品と菓子の販売、音楽の演奏会などを通して障害への理解を深める「あつぎごちゃまぜフェス」が18日午前10時〜午後3時半、厚木市中町の複合施設「アミューあつぎ」8階で開かれる。主催する会社員小野純子さん(37)は「障害があってもなくても一緒に楽しめる、と実感してもらえれば」と呼び掛ける。

 小野さんは長男(7つ)が自閉症で、自身も注意欠陥多動性障害(ADHD)。昨年度まで同市立小学校で教諭として働いていた時は、ADHDに多い「忘れ物をする」「時間を守れない」症状で仕事に支障を来し、子育てと両方で悩んでいた。

 心療内科を受診するとともに、ブログで長男のことを発信。読者と接するなどして徐々に安定していった。2016年度初めに、自分がADHDであると職場で明かすと、同僚らから理解と手助けが得られ「ミスしてはいけないとか、気負っていた以前と比べて楽になった」という。

 同年7月、相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で殺傷事件が発生し「障害者は不幸だと決め付ける偏った考えは、触れ合ったことがないから出てくるのではないか」と考えるようになった。互いに受け入れることが大事と訴える機会が必要と思い、小学校を退職。比較的時間に余裕がある仕事に転職し、フェスを企画した。

 フェスは入場無料。厚木市の障害者作業所と、小野さんに共感した県内外の芸術家らが作品などを販売するコーナーを設ける。演奏会では、音楽療法士の指導で障害者と健常者が一緒にベルを鳴らし、親子で自閉症の作家・申(しん)ももこさんが長男に向けて描いた絵本「そらをとびたかったペンギン だれもが安心して存在できる社会へ」に音楽を付けて朗読する演目もある。詳細はホームページ(イベント名で検索)で。 (志村彰太)

 

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