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<夏の甲子園>横浜ヒヤリ辛勝 徳栄の猛追、振り切る

神奈川

2018年8月15日

校歌を歌い終え駆けだす横浜ナイン=甲子園球場で

 2回戦の壁破ったぞ−。第100回全国高校野球選手権大会10日目の十四日、第3試合で横浜は前回優勝校の花咲徳栄(北埼玉)と対戦し、最大7点のリードを終盤、2点差に詰め寄られながらも辛勝した。一昨年は2回戦、昨年は1回戦で涙をのんだ横浜は、20年ぶりの優勝にまた近づいた。3回戦は十七日第2試合。大会屈指の吉田輝星投手を擁する金足農(秋田)と対戦する。

 先制したのは花咲徳栄。初回、横浜の先発投手・及川雅貴選手(二年)が先頭打者に安打を許すと、暴投と適時打で1点を失った。及川選手の父・大介さん(43)は「強気な投球で思い切りやってほしい。普段の練習の成果を出して、勝利に導いてほしい」と緊張気味に話した。

 横浜は、三回2死二塁で河原木皇太選手(三年)の適時打で同点に。さらに四回には打線がつながり、5安打で6点を奪った。河原木選手はこの回も2点適時打を放ち、1回戦・愛産大三河戦での本塁打に続く活躍を見せた。母・規賀子(みかこ)さん(44)は「本当に勝ちたいという気持ちがこもっていたのだと思う。これに満足せずに、もっと頑張ってほしい」と喜んだ。

 試合は花咲徳栄が驚異的な粘りを見せた。先発の及川選手は六回、七回と本塁打で3点を失い、七回途中で降板した。最終回は、3番手の黒須大誠選手(二年)が四死球などでピンチを迎え、2点差まで詰め寄られた。2死満塁で最後の打者を三振に打ち取ると、アルプス席は大きな歓声に包まれた。

 野球部三年でスタンドから応援した奈良龍聖(りゅうせい)さん(18)はこの日朝、同級生の河原木選手と長南有航選手に携帯で「今日も頼むぞ」とメッセージを送り、2人からは「頑張るから応援頼む」と返信があったという。「河原木が活躍して長南にも安打が出たのでうれしい。次も頑張ってほしい」と話した。(山田祐一郎)

◆監督・主将談話

<横浜・平田徹監督> 楽な展開はありえなかった。選手がしっかり状況判断した結果です。

<同・斉藤大輝主将> 勝った瞬間、力が抜けた。チームの大きな力になる勝利。

<花咲徳栄・岩井隆監督> 連覇という大きなプレッシャーはあった。選手は最後まで諦めずによくやってくれた。

<同・杉本直希主将> 自分たちの代での悔しさを、後輩たちにはもう一度甲子園で優勝して晴らしてもらいたい。

 

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