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<ヒーロー>好機にお守り握り快音 横浜3年・斉藤大輝主将

神奈川

2018年8月15日

6回表横浜2死二塁、適時二塁打を放つ斉藤選手

 6点リードの六回2死二塁のチャンス。「ここで一本出れば楽になる」。首から提げたお守りをユニホームの上から強く握って、打席に入ると、甘く入った直球を振り抜いた。打球は右中間を破り、相手を突き放す適時二塁打となった。

 お守りは昨年のチームの主砲・増田珠(しゅう)選手(ソフトバンク)が退寮する今年三月に譲り受けた。「勝」と書かれた成田山横浜別院のもので、ひもを通して今夏の県大会から身に着けている。重要な局面で必ず握るという。

 平田徹監督が「大舞台でも浮足立たず、勝負強い。高校生離れした人間性を持っている」と絶賛する主将。入学直後からベンチ入りした。だが、一年の甲子園は守備のみの出場、二年は無安打で大舞台での活躍はなかった。今大会は1回戦に本塁打を放ったのに続き、2試合連続の長打。「お守りの効果は絶大です」とはにかんだ。

 2点差に迫られた九回裏2死満塁のピンチには、緊張で脚が震えていたという黒須大誠投手(二年)に「思いっきり腕を振っていけ」と笑顔で声を掛けた。「会場の雰囲気にのみ込まれるところだった。それだけにチームの結束力が上がった試合。勢いそのままにいきたい」。20年ぶりの優勝に向け、主将はチームの成長を感じながら次戦に挑む。

  (鈴木弘人)

 

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