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鎌倉市「平和都市宣言」60年記念 広島平和文化センター理事長ら講演

神奈川

2018年8月12日

講演する小溝泰義・広島平和文化センター理事長=鎌倉市で

 鎌倉市が全国に先駆けて、非核平和を希求する「平和都市宣言」をして六十年となるのを記念した講演会が十日夜、市内で開かれた。市民らを前に、小溝泰義・広島平和文化センター理事長らが、核兵器のない平和な世界の実現へ、市民社会が力を合わせることを呼び掛けた。

 小溝理事長は、核兵器がなくならない理由として、被爆の悲惨さなど実相に対する認識のなさと、核抑止の考え方があると指摘。「核抑止は長続きする平和の考え方ではなく、相互不信から起きている」と述べ、核兵器をなくすためには国同士が違いを尊重して対話し、共通の価値を見いだすことが重要だ、と説いた。

 求められる市民社会の役割には、一九五四年の第五福竜丸事件を受け、東京都杉並区の母親らが始めた原水爆禁止の署名運動が全国に広がり、約一年半で三千二百万人に達したことなどを例示。

 「自分のできることを身の回りからやり、力を合わせれば変えていける。皆さんとそれぞれの立場で、核のない世界へ努力していきたい」と訴えた。(北爪三記)

 

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