XMenu

<夏の甲子園>3発!無失点!! 横浜、最高ダッシュ

神奈川

2018年8月10日

愛産大三河に勝利し、校歌を歌い終えて駆けだす横浜ナイン=甲子園球場で

 強豪・横浜(南神奈川)が投打に安定した力を見せつけて初戦を突破、20年ぶりの全国制覇に向けて一歩を踏み出した。第100回全国高校野球選手権記念大会5日目の九日、第1試合で愛産大三河(東愛知)と対戦した横浜は、3本の本塁打を放つ猛打で圧倒、守っては板川佳矢(三年)及川雅貴(二年)両投手の完封リレーで力の差を見せつけた。7−0の豪快な勝ちぶりにスタンドは最高潮の盛り上がりを見せた。2回戦は十四日の第3試合で、花咲徳栄(北埼玉)と対戦する。

 終始、横浜が主導権を握って試合を進めた。二回、連続安打と犠打で1死二、三塁の好機に、先発投手の板川選手が右中間を破る三塁打を放って2点を先制するとアルプススタンドは大きく沸いた。三回にも主将・斉藤大輝選手(三年)の2点本塁打などで2点を奪った。

 栃木県から応援に来ていた板川選手の父孝春さん(48)は「緊張感なくやれている。自分で打って先制点を奪って波に乗れている」と活躍に目を細めた。県大会後、最後に電話で会話したのはチームが甲子園へと向かった今月一日。「最後だから悔いの残らないよう、精いっぱい頑張れ」と激励したという。

 五回には、内海貴斗選手(二年)が右翼フェンス直撃の一撃を放つと、相手外野手が打球処理にもたつく間に、本塁まで快足を飛ばしてランニング本塁打。七回にも河原木皇太選手(三年)が左翼へ本塁打を放ち、愛産大三河を突き放した。

先制点に沸く、一塁側アルプススタンド

 スタンドでは、同校マルチメディア班のメンバー九人が、カメラやスコアブックを手に、試合を取材。写真や、イニングごとの展開をパソコンに入力し、同校のホームページ(HP)で、リアルタイムで速報した。三年で部長の片貝瞭太さん(17)は「順調な試合展開でうれしい。よいプレーが多く、速報のしがいがある」とスコアブックを手に話した。

 試合は、板川選手が八回を4安打無失点で切り抜け、九回もリリーフの及川選手が無失点で締めくくった。

 同校OBでつくる「長浜会」会長の田島彰さん(83)=相模原市南区=は、4番に入った万波中正選手(三年)に安打が出なかったことを心配しつつ、「きょうは思った通りの展開になった。第一戦のヒーローは板川。次の試合でも別のヒーローが出てきてほしい」と快勝したチームに拍手を送った。 (山田祐一郎)

◆監督・主将談話

<横浜・平田徹監督> 初戦をよい内容で突破できた。板川は立ち上がりからよい投球をして自分で先制点をたたき出し、ベンチも彼に勇気づけられた。

<同・斉藤大輝主将> 終始、主導権を握ることができた。初戦は先制点が大事とみなで言っていた。板川がリズムよく投げていて頼もしかった。

 

この記事を印刷する