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庶民目線で戦禍伝える 三浦で31日まで特別展

神奈川

2018年8月9日

姉夫婦の写真の前で「普通のことができなくなるのが戦争」と語る木曽さん=三浦市で

 太平洋戦争当時の庶民の暮らしに焦点を当てた特別展「平和への道程(みちのり)」が、三浦市の「チャッキラコ三崎昭和館」で開催されている。物資統制や空襲被害、集団疎開などを取り上げ、戦争が及ぼす市民の犠牲の大きさを語り継ぐのが狙い。三十一日まで。

 戦争と市の関わりをパネルで紹介するとともに、市民が提供した物品を展示。金属類を強制的に供出させられたのに伴って使われた陶器製の湯たんぽや、配給制になった米の代わりにそば、うどんを作るのに活躍した製麺機などが並ぶ。

 質素な国民服ともんぺ姿で結婚式を挙げた写真の男女は、ボランティアで館内を案内する木曽瑛子さん(77)の姉夫婦。木曽さんは「二年先に結婚した別の姉は着物姿だった。普通のことができなくなるのが戦争なんだと、知ってもらいたい」と話した。

 入場無料で水、木曜は休館。問い合わせは三浦海業公社=電046(881)6721=へ。 (福田真悟)

 

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