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「カード預かります」注意を 中原署管内 警官装う不審電話相次ぐ

神奈川

2018年8月9日

 中原署は八日、川崎市中原区の独り暮らしの八十代女性が警察官を装った男たちにキャッシュカードを盗まれ、三つの金融機関口座から現金計二百五十万円を引き出される被害があった、と発表した。 (石川修巳)

 中原署管内では、警察官を装った不審電話が、七日だけでほかに少なくとも五件あり、「常に留守番電話の設定を」「『カード預かります』は詐欺」などと注意を呼びかけている。

 同署によると、被害女性は七日午後一時ごろ、警察官を装った男から電話で「あなたの口座から不正に現金が引き出されており、救済措置のためにキャッシュカードを預かる」などと言われた。カード再発行の名目で、男に暗証番号を教えてしまったという。

 男と電話をしている最中に、同じく警察官を装った別の男が女性宅を訪問。男から差し出された封筒に、女性がカード三枚を入れたところ、目を離した隙に別のカードが入った封筒にすり替えられたという。

 八日午前に金融機関から問い合わせがあり、被害が発覚。ほかに二つの金融機関を含め、七日に百五十万円、八日に百万円が引き出されていたという。

◆「カード手交型」倍増

 警察庁によると、ニセ電話詐欺のうち「キャッシュカード手交型」とされる手口の認知件数は、今年一〜六月に全国で二千七百四十一件(暫定値)あった。前年同期の千四百五十二件からほぼ倍増した。

 具体的な手口を周知して被害防止を呼びかけているほか、金融機関でも高齢者の現金自動預払機(ATM)利用制限の拡充などを進めている。

 

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