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<ヒーロー>昨年の悔しさ胸に猛練習 慶応3年・下山悠介主将

神奈川

2018年7月31日

 「初回に三人で終わると流れが悪くなる」。2死走者なし。フルカウントから放った打球は中堅手を越す二塁打になり、味方の内野安打などで先制の本塁を踏んだ。

 野球に対してひたむきで、マナーも徹底。チームメートから「人格者」と呼ばれ、森林貴彦監督には「背中で引っ張る男」と言われる。「気持ちも体も準備が全て」。その姿勢は、昨夏の県大会準々決勝から学んだ。

 相手は同じ桐光学園。膝のけがで半年間チームを離れて調整が間に合わず、5打席無安打。8−11で負けた。「自分が打っていれば勝てた」。先輩の夏を終わらせてしまった悔しさを片時も忘れなかった。

 練習が終わった後も納得いくスイングができるまで素振りを続けた。「チームの誰よりも準備してきたから自信を持って打席に入れる」。今大会は打率5割を超える活躍を見せた。

 試合後、スタンドに向けてあいさつをすると、うれしくて涙があふれてきた。それでもすぐに気持ちを切り替えた。「甲子園に向けて、やるべき事をやっていきます」 (鈴木弘人)

 

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