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相模ダム工事 殉職者を追悼 戦時中、疎開した人の講演も

神奈川

2018年7月30日

疎開当時の体験を話す高柳さん=相模原市緑区で

 一九四〇〜四七年に建設された相模ダム(相模原市緑区)の工事で亡くなった人の合同追悼会が二十九日、近くの県立相模湖交流センターで開かれた。労働者八十三人の死を悼むとともに、戦時中に旧与瀬町(現在の同区の一部)に疎開していた高柳佐和子さん(81)=東京都港区=が講演し、戦争の恐ろしさなどを語った。

 高柳さんは、文化勲章受章者の故大塚久雄・東京大名誉教授の長女。防空壕(ごう)から外を見ると、東の空が空襲を受けて真っ赤になっていたことや、予定が変わりたまたま父が乗らなかった列車が空襲に遭ったエピソードなどを紹介した。父からは、現場では中国や朝鮮から強制連行された人も多く働いていると聞かされたという。

 センターでは来月三日まで、ダム工事をテーマにした写真展が開かれている。無料で月曜休館。問い合わせはセンター=電042(682)6121=へ。 (井上靖史)

 

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