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<熱球譜>歯を食いしばり投げ抜く 弥栄2年・河野翔英投手

神奈川

2018年7月25日

 八回表1死一塁。連日の猛暑の中、4回戦まで3試合を完投し、体力は限界だった。それでも歯を食いしばって投じた一球は遊撃へのゴロになり、併殺でこの試合初めて、強打の桐光打線を3人で抑えた。

 「おまえが行け」。二年生エースを奮起させたのは坂口泰志郎主将(三年)の一言だった。四回表に2失点した後、ベンチで継投すべきか鶴岡英一監督を含めて相談した。「信頼してくれたから、最後まで投げられた」。五回以降は緩急をつけた投球を見せ、1失点で切り抜けた。

 中学時代から名が知られ、県内の強豪私立からも誘いがあった。友人と一緒に弥栄の練習を見学し「『私立に勝つんだ』という気迫が感じられた」と入学を決めた。

 一年秋からエース。先輩は厳しく、時に優しく接し、今大会はベンチに入れなかった三年生もスタンドから声援を送ってくれた。「下級生でもやりづらさは感じなかった」と振り返る。

 新チームでは最上級生として先輩たちの思いを引き継ぐ。「強豪がひしめくベスト8の壁は厚かった。来年こそリベンジしたい」 (鈴木弘人)

 

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