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地元小への就学拒否で提訴 息子への思い語る

神奈川

2018年7月19日

会見で提訴した理由を語る光菅和希君の父伸治さん(中)=横浜市の横浜法律事務所で

 重度の障害を理由に地元小学校への通学を認めず、就学先を県の特別支援学校に指定したのは違法として、川崎市と神奈川県を相手に、地元小学校への就学を求めて提訴した同市の光菅和希(かずき)君(6つ)の父伸治さん(49)が十八日、横浜市内で弁護士とともに会見し、息子への思いを語った。

 訴状や弁護士の話によると、和希君は難病の先天性ミオパチーで人工呼吸器を装着し、母悦子さん(48)が常に付き添ってたんの吸引などの医療的ケアをしている。

 今年四月に小学生になるのを前に、両親は市や県の教育委員会と話し合い、地元小学校への通学希望を伝えていた。しかし市教委などは就学先を特別支援学校に指定。両親はこれを違法として十一日に提訴したという。

 伸治さんは「幼稚園に通って(和希君が)得てきたことは多い」と同世代の子どもと接する時間の大切さを挙げ、「小学校でもそうなったらいいなとあらゆる手だてを講じ、市教委にも相談したが受け入れてもらえなかった」と話した。

 障害者差別解消法が障害を理由にした差別的扱いを禁じ、文部科学省は子どもの就学先について「保護者の意向を最大限尊重する」と通知している。弁護士は「その通知に反する理由を両教委が明確にしていないのもおかしい」と話している。 (安田栄治)

 

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