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昨年度の川崎市バス事故 「市側に責任」50件

神奈川

2018年7月16日

 川崎市交通局は、市側に責任がある市バスの事故が昨年度、50件起きたことを明らかにした。走行距離10万キロ当たり0.38件で、目標の0.28件以下を達成できなかった。目標に届かなかったのは2年連続。市は、運転手の実技研修を充実させるなどして改善を図る考えだ。 (大平樹)

 自転車との事故はゼロを目標にしていたが5件あった。静止物接触事故は16件(前年度比1件増)、急ブレーキなどによる車内人身事故は16件(同8件増)、自動車など他の車両との接触事故は12件(同9件減)。いずれも目標をクリアできなかった。

 重いけが人が出るなど重大事故として国土交通省に報告したのは3件。このうち2件は、急ブレーキや急発進が原因で車内の乗客が負傷した。残る1件は停留所で停車中に追突されて、追突した車の同乗者が死亡したもので、市側に責任はなかった。

 同局の担当者は「1件でも事故を減らそうと取り組んできたが、目標を達成できなかったことは申し訳ない。乗客が座ったり、つり革につかまったりしたのを確認してから発車することを徹底させるほか、高齢の乗客への配慮も充実させる」と話した。

 本年度は、実際に車両を使った体験型事故防止研修を充実させるという。これまでも各営業所ごとに実施してきたが、交通局の研修と位置付けて徹底する。自転車事故対策として、運転手に自転車を追い越したり追い抜かれたりする状況を体験させる。

 

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