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横浜イングリッシュガーデン 県内初の「優秀庭園賞」

神奈川

2018年7月11日

横浜イングリッシュガーデンのバラの前で、優秀庭園賞の賞状を手に笑顔を見せる伊藤さん=横浜市西区で

 千八百品種のバラが楽しめる横浜市西区の横浜イングリッシュガーデン(YEG)が、世界四十カ国のバラ愛好団体でつくる「世界バラ会連合」(本拠地・ロンドン)の「優秀庭園賞」を受賞した。国内八園目、県内では初の快挙に、関係者は「世界に認められてうれしい。賞の名に恥じないよう、バラの素晴らしさを伝えていきたい」と意気込んでいる。 (鈴木弘人)

 同連合は一九六八年に発足し、日本の団体は七一年から参加している。優秀庭園賞は三年に一度開く世界会議で、庭園の美しさやバラの保全状況などを評価して決める。賞ができた九八年以降、世界で六十以上の庭園が選ばれている。

 日本では、二〇〇三年の「花フェスタ記念公園」(岐阜県可児市)を皮切りに、「神代植物公園」(東京都調布市)や「京成バラ園」(千葉県八千代市)などが受賞している。

 今年の世界会議は先月二十八日〜今月四日にコペンハーゲンで開かれ、YEGは日本にしかない希少なバラを育てていることや、毎日一株ずつ状態を確認するなど管理が行き届いている点が評価された。ガーデナーの森山真理子さん(34)は「夏は暑さでバラが病気になりやすく、害虫も増える。特に注意している」と説明する。

 ただ、最初から順調に進んだわけではなく、〇九年にオープンした前身のガーデン時代は花がうまく育たなかった。

 一二年三月に運営会社が代わって現在の名称になる際、肥料や赤土を混ぜて土壌を全面的に入れ替え、大きな木以外は全て植え直した。テレビ番組に出演するなど著名なバラ育種家の河合伸志さんをスーパーバイザーに招聘(しょうへい)。二百品種だったバラを八百品種にし、さらに年々増やしていくと、一一年に三万六千人だった年間入園者数は、一五年には十二万人に達した。

 「造り直して六年という短い期間で名誉な賞を頂けたのは驚き」と、統括責任者の伊藤薫さん(61)は話す。森山さんは「スタッフの熱意が賞につながったと思う。若い人に多く来てもらうため、写真映えも意識していく」と語った。

 入園料は時期により異なり、九月二十八日までは大人五百円、小中学生二百円。問い合わせはYEG=電045(326)3670=へ。

 

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