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ロマンスカーLSE定期運行終了 ファン別れ惜しむ

神奈川

2018年7月11日

箱根湯本駅を出発するLSE=箱根町で

 小田急電鉄の歴代ロマンスカーで最長の三十八年にわたり活躍したLSE(7000形)の定期運行が十日、終了した。箱根湯本駅(箱根町)と新宿駅(東京)で出発式があり、多くのファンが見送った。

 三代目ロマンスカーのLSEは一九八〇年に登場。運転席を二階に上げた展望席が人気を呼んだ。ブレーキ系統をはじめ随所に最新技術を導入し、客席は小田急で初めてリクライニングシートにした。

 定期運行は、今年三月にデビューした九代目ロマンスカーGSE(70000形)の編成増加に伴って止める。本年度中は臨時運行車両として使われ、引退後は二〇二一年に海老名駅(海老名市)近くに開館する「ロマンスカーミュージアム」に展示される。初代のSE(3000形)から引き継ぐオレンジを基調とした伝統的なカラーを施した車両も姿を消す。

 箱根湯本駅では午後五時から、最終となる新宿行き特急はこね34号の出発式を開催。出縄(いでなわ)正管区長(49)と運転士、車掌に、箱根湯本芸能組合の若手芸者から花束が贈られた。秦野市の主婦加藤まみさん(44)は小学二年の長男菱雅(りょうが)君(7つ)を連れ、「親子で大ファン。最後なので駆けつけたが寂しい」と感慨深そうに乗り込んだ。

 多くのファンがカメラを向ける中、出縄さんの合図で出発。出縄さんは「箱根湯本駅でLSEを見るのは最後なので感無量」と話した。 (西岡聖雄)

 

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