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<予報士記者の気象雑話>夏休み、課題に迷ったら マイ天気図作って

神奈川

2018年7月10日

色を塗り分けた天気図。毎日続けると、生活との関わりが見えてくるかも

 夏休みが近づいています。小学生の皆さんは、自由研究の課題設定が待ち構えているのではないでしょうか。もしまだ決まってないなら、気象庁のホームページや新聞の天気欄に掲載されている天気図を市販の白地図に写し、「マイ天気図」を作ってみてはどうでしょう。日々の出来事と重ね合わせていくと、新たな発見があるかもしれません。

 高気圧は青、低気圧は赤で写し取りましょう。天気図に下向きのとげや上向きの半円がくっついた線はありますか? とげの線は寒冷前線、半円の線は温暖前線です。それぞれ、青と赤で線を引きましょう。とげと半円が隣り合っているのは「閉塞(へいそく)前線」と「停滞前線」。紫で線を引いたり、青と赤を交互に使ったりしてもいいですよ。日本列島を色で塗るのも、地理を理解できるようになるのでお勧めです。

 これで「マイ天気図」は完成。あとは、白地図の余白にその日の出来事を記してみてください。「暑くて外に出る気がしなかった」「雨で海水浴に連れて行ってもらえなかった」。天気図と合わせてみると、高気圧や低気圧、前線と生活との関わりが見えてきます。

 気象学は、科学の中でも感覚で捉えやすい学問です。机上で学ぶ天気図と、肌で感じた空の青さや風に乗る潮風の香りなどが密接につながっているからです。その関係を結ぶ法則が少しでもひらめいたら、科学はもっと楽しくなると思います。

 気象庁には、気象予報の仕組みや防災知識を体験しながら学べる「気象科学館」があります。気象予報士でつくる「サニーエンジェルス」も随時、親子で楽しめる実験教室を開いています。学習の参考にしたらいかがでしょうか。 (気象予報士・藤沢通信部記者 布施谷航)

 

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