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2小学校「安全性に疑問」 ブロック塀 川崎市教委点検

神奈川

2018年6月30日

土台の上にブロックやフェンスが積まれた南河原小の塀=幸区で

 大阪府北部地震で児童が崩れたブロック塀の下敷きになり死亡した事故を受け、川崎市立学校にあるブロック塀を点検してきた市教育委員会は二十九日、安全性が疑わしいブロック塀が二つの小学校にあることを明らかにした。塀はプールに面し、両校はプールでの授業を当面中止した。

 安全性が疑われる塀が見つかったのは、南河原小(幸区)と梶ケ谷小(高津区)。

 市教委によると、いずれも土台の上にブロックが積み上げられた形状。ブロックの最上部に設けられた金属製のフェンスも含めると、高さは最大で約四メートルあった。

 積み上げられたブロックは高さ一・二メートル。市教委は今後、強度や建築基準法に適合しているかなどを調べる。市教委は登下校時に児童が近づかないよう、職員が塀に面した公道を見回るなどした。

 市教委は、ブロック塀がある市立五十七校で目視点検を実施し、ほとんどの学校でひび割れが見つかった。七月中旬をめどに全体状況を取りまとめるという。 (大平樹)

◆県立高8校にも 県教委調査

 県教育委員会は二十九日、全百七十二の県立学校を調べた結果、高さ二・二メートル超や補強が不十分で建築基準法違反が疑われる二十四のブロック塀が高校八校で見つかったと発表した。各校は注意書きを張り、生徒が近づかないようにしている。近く補強か撤去をする。

 大阪府北部の地震でブロック塀が倒壊して女児が死亡した事故を受け、県と県教委の一級建築士の資格を持つ職員が全千九百五十五の県有施設(学校を含む)を調査。他に学校十校、出先機関など四十八カ所にブロック塀があるのを確認しており、七月五日までに同法違反か判断する。 (志村彰太)

 

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