XMenu

映画ポスターで世界旅行 鎌倉市川喜多映画記念館 国ごとの違い楽しんで

神奈川

2018年6月23日

ポスターを紹介する馬場さん=鎌倉市で

 世界の映画ポスターの中から、グラフィックアートとしても優れた作品を集めた企画展「魅惑の映画ポスターデザイン〜甦る街角の芸術」が二十二日、鎌倉市川喜多映画記念館(雪ノ下二)で始まった。戦前から近年まで、国ごとの特色を楽しめる約百点が並ぶ。

 会場にはフランスや英国、米国、日本など国ごとにポスターを展示。同館の馬場祐輔さん(34)は「映画ポスターは国によって特色が異なる。旧社会主義国では外国の映画会社が介入できないことで、商業・広告媒体というよりアートとして発展した」と解説する。

 そのうちポーランドでは、「日本沈没」(一九七三年)は黒い背景に女性の横顔が水面に浮かぶように描かれ、「姿三四郎」(六五年)は柔道が象形文字のように表現されている。

 真っ赤な背景に、パイプをくわえる主人公をキャラクター化して描いた「ぼくの伯父さん」(一九五八年、フランスのジャック・タチ監督)、デザイナー石岡瑛子さんが手掛けた「午前中の時間割り」(七二年)、美術家横尾忠則さんの「新宿泥棒日記」(六九年)などのポスターもある。

 九月十七日までで、七月十五日と八月十二、二十六日には、グラフィックデザイナーらをゲストに迎えるギャラリートークもある。

 観覧料は一般二百円、小中学生百円。原則月曜休館。問い合わせは同館=電0467(23)2500=へ。 (北爪三記)

 

この記事を印刷する