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故障のタンカー救助 川崎海上保安署、小型船の2人に感謝状

神奈川

2018年6月23日

溝口署長(後列右)から感謝状を贈られた、(前列右から)加藤船長と米田機関長=川崎区で

 航路内で動けなくなったタンカーを安全な場所までえい航して事故を防いだとして、川崎海上保安署(川崎市川崎区)は二十一日、船舶燃料販売会社「関東タス」(横浜市)が所有する小型タンカー「第八関東丸」(八一トン)の加藤晴隆船長(61)と米田健太郎機関長(24)に感謝状を贈った。

 同保安署などによると、六日午前七時ごろ、同船が川崎区の京浜運河から東京湾に出ようとしたところ、加藤さんが湾への出入り口付近で止まっていたタンカー(四八〇トン)を発見。このタンカーに乗っていた知り合いの甲板長に携帯電話で連絡したところ「機関トラブルで動けない。引っ張れるか」と頼まれ、運河を出て沖の安全なところまでロープでえい航したという。タンカーは沖で修理を行い、けが人などはいなかった。

 現場は船が混み合う狭い航路で、風に流され大きな事故につながる可能性もあったという。溝口直樹署長は「困った時は助け合う『シーマンシップ』で海の安全が守られた」と感謝。加藤さんは「無事に救助できて良かった」と笑顔を見せた。 (小形佳奈)

 

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