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事故乗り越え ホタル今年も 幸区の大野さん、23日に観賞会

神奈川

2018年6月20日

ホタルの羽化状況を確かめる大野さん=幸区で

 川崎市幸区に住む大野勝彦さん(77)が育てたヘイケボタルの観賞会が二十三日夜、大野さんのパソコン教室=北加瀬二の九の九=など五カ所で開かれる。今年は、自らの交通事故によるトラブルを乗り越えての開催。光を放って舞う姿が地域の人たちを楽しませることになりそうだ。 (小形佳奈)

 大野さんは、埼玉県川越市内で開かれた観賞会で見たホタルの乱舞に魅了された。幼虫三千匹を譲り受けて二〇一二年から飼育を開始した。自宅周辺で一四年から毎年六月に観賞会を開いており、地域住民から「今年はいつ?」「楽しみにしている」と声をかけられるという。

 パソコン教室二階の六畳間には、ホタルを育てるための発泡スチロールの箱が並ぶ。昨年夏にふ化した体長一ミリほどの幼虫に、毎日、タニシを細かく刻んだエサを与え、週に一度、水替えをしてきた。今月上旬から羽化が始まっている。

 川崎市内の農家がエサのタニシを、自宅近くの住民が井戸水を提供してくれる。かつては両方とも川越まで採取に行っていたそうで、「ようやく川崎のホタルと胸を張れる」と大野さん。

 今年四月、交通事故に遭い、首や腰を痛めて世話ができない間、一万匹いた幼虫が六千匹に減った。生き残った幼虫の成育も例年より遅れているが、「なんとか見てもらえる数は確保できそう」という。

 観賞会は二十三日午後七時半から一時間、大野さんのパソコン教室のほか、近くのすし店や美容院など五カ所で行われる。暗い室内に置かれた水槽内を舞うホタルを見ることができる。問い合わせは、大野さん=電044(588)2500=へ。

 

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