XMenu

防災アリーナ「計画通り進める」 神栖市長、投票結果に反し表明

茨城

2017年10月7日

 神栖市で今年五月に着工した防災アリーナ事業をめぐり、計画見直しが多数を占めた一日の住民投票を受け、保立一男市長は六日、市役所で会見し「計画通りに進める」と、投票結果に反して建設を続行する方針を発表した。一方、保立市長は十二月の任期満了で引退するため、「次期市長には自分からは何も言えない」と述べた。

 理由として「基礎工事はほぼ終わり、設計変更できない。中止したら業者への賠償など三十八億円が市民の負担になる」と説明。住民投票の投票率が33・4%で「三分の二の有権者は投票しなかった」と強調した。

 「かみす市民の会」の伯耆進共同代表(69)は「非常に残念」とコメント。新たな活動は予定していないとした上で「市長選や市議会の動きを見守りたい」と述べた。

 アリーナは延べ床一万九千平方メートルで、総事業費は百七十一億円。住民投票は「見直し賛成」が一万三千八百十二票、「反対」は一万一千四百八十二票だった。市住民投票条例では結果に拘束力はないが、市長と市議会に尊重するよう定めている。

 十一月十九日に投開票される市長選には、無所属新人三人が立候補を表明している。 (酒井健)

 

この記事を印刷する