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「8050問題」引きこもり高齢化 地域全体で考え、支えよう

茨城

2017年9月19日

シンポジウムの告知チラシを手にする小鷹さん=水戸市で

 引きこもりがちな人やニートの支援に取り組んでいるNPO法人「コモンズ」(水戸市)は、深刻化する当事者親子の高齢化について考えるシンポジウムを三十日に水戸市内で開く。県の実態調査でも、引きこもりの高齢化や長期化の傾向が明らかになっている。 (酒井健)

 引きこもりの高齢化は「八十代の親と五十代の子」という意味から「8050問題」と呼ばれ、孤立や貧困につながるケースもある。

 コモンズは二〇一六年、ニートらの社会参加を支援する場「グッジョブセンターみと」を開設。本年度には厚生労働省の「いばらき若者サポートステーション(サポステ)」事業を受託し、市内で運営している。サポステの対象者が十五〜三十九歳なのに対し、さらに幅広い世代に対応できる仕組みづくりを進めている。

 コモンズの小鷹美代子理事は「当事者を支える親の支援の必要を訴える声が多く聞かれる。引きこもりは、地域全体で考える問題だと感じる」と話し「親たちの集い、話し合える場も用意できれば」としている。

 シンポでは、水戸市の支援相談員の講演「深刻さが増してきた8050問題」、茨城大非常勤講師でコモンズ理事の有賀絵理さんによる基調講演、引きこもりを経験した男女計二人の発表などがある。

 午後一時半から三時半まで、水戸市大工町のトモスみと。定員五十人。参加無料。予約と問い合わせはコモンズ=電029(291)8990=へ。

 

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