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朝鮮人虐殺の慰霊碑 藤岡で犠牲者の孫、初の参拝「95年かかった」

群馬

2018年9月11日

犠牲者慰霊碑で、祖父を悼み手を合わせる権在益さん(左)=藤岡市の成道寺で

 一九二三年の関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺の犠牲者の慰霊碑がある成道寺(藤岡市)で九日、恒例の慰霊祭が営まれ、碑に名が刻まれた男性の孫権在益さん(61)が韓国から来日し、初めて参拝した。これまで男性の親族は誰も訪れていないといい、権さんは「弔いに来るのに九十五年かかった。慰霊に感謝している」と語った。

 慰霊祭は日朝友好連帯群馬県民会議(共同代表・角田義一元参院副議長)などが主催。県民会議によると、寺の記録に、同震災後の二三年九月、当時の藤岡警察署に保護された朝鮮人十七人が押しかけた民衆に殺され、遺骨を墓地に埋葬したとする記述がある。

 権さんは焼香後、果物などを祭壇に並べて酒をささげる韓国式慰霊を行い、碑の十七人の名前から祖父南成奎さんを確認。韓国から持参した土を碑の周囲にまいた。

 慰霊祭には藤岡市副市長らも参列した。

 

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