XMenu

巳之助と隼人 再び漫画原作で あすから「NARUTO」

伝統芸能

2018年8月3日

 岸本斉史の同名漫画を原作にした新作歌舞伎「NARUTO−ナルト−」が4日から東京・新橋演舞場で上演される。主役の落ちこぼれ忍者「うずまきナルト」に坂東巳之助、宿命のライバル「うちはサスケ」を中村隼人が演じる。大ヒットしたスーパー歌舞伎II「ワンピース」で共演したホープ2人が、再び漫画原作の舞台に挑む。 (安田信博)

 ナルトやサスケがさまざまな試練に立ち向かい、成長する姿を描いた原作は、週刊少年ジャンプで一九九九年から十五年間連載され、国内でシリーズ累計一億四千万部を売り上げた。海外でも人気が高い。

 今舞台の脚本・演出はG2。プロジェクションマッピングや音響技術を効果的に活用し、迫力のある立ち回りや和楽器によるロック感覚あふれる音楽も相まったスピード感ある舞台が繰り広げられる。

 巳之助は「G2さんが原作七十二巻分を面白くまとめてくれた。原作を知っている人も知らない人も楽しめると思う」と語り「エンタメ全開のワンピースとは違い、物語の根底にある重く、暗い部分も魅力の一つ。とてもやりがいがある」と続けた。

 一方、原作を読み返したという隼人は「迫害、いじめ、復讐(ふくしゅう)など現代のわれわれにも訴えかけてくるものがある作品だと気付かされた。大人に振り回されて考えが二転三転するサスケは演じるのが難しい役だが、せりふ回しや動きで説得力を出したい」と語った。

 ナルトらの前に立ちはだかる、世界を揺るがす強大な敵うちはマダラを「ワンピース」で主演した市川猿之助と、片岡愛之助が交互に演じる。巳之助は「二人とも格好良く、大きな存在。われわれ若手の公演に出ていただいて本当にありがたい」と表情を緩める。隼人も「作品に重みと厚みが出る。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

 公演は二十七日まで。チケットホン松竹=(電)03・6745・0888。

 

この記事を印刷する