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荒波を飛ぶ海老蔵 源氏物語 最新CGと宙乗り融合

伝統芸能

2018年7月20日

 荒々しくうねる波のCG映像をバックに、市川海老蔵が宙乗り−。東京・歌舞伎座で上演中の「源氏物語」は、最新のプロジェクションマッピングの技術を活用した斬新な舞台を繰り広げている。

 光源氏(海老蔵)は、勢力争いで右大臣らに追放され、わが子と離れて暮らすことになる。孤独や悲しみ、心に闇を抱えた源氏を守護するため、龍王(海老蔵二役)が登場し、宙を舞う。

 波の映像は、舞台前方に張られた紗幕(しゃまく)から劇場天井まで大きく展開。ダイナミックに形を変えていく映像に、客席から「おおー」と声が上がる。

 海老蔵にセンサーを付けて動きを読み取り、それに合わせて映像が変わっていく仕掛け。他にも桜や紅葉など四季の移り変わり、雪が降る様子なども映像で見せる。

 「お客さまに平安時代、源氏物語の世界に入り込んでもらえるように」と、海老蔵が、リオデジャネイロ・パラリンピック閉会式セレモニーにも関わった沢辺芳明さんのIT関連会社「ワントゥーテン」に映像の制作・演出を依頼した。

 「最新技術で奥行き、立体感が出るように、でも歌舞伎の世界を壊さないように、と注意しました」と沢辺さん。

 上演中の観客の反応を確認し「うまくいっている」と手応えを感じていた。

 

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