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幅を広げる 志尊淳 「半分、青い。」ゲイの美少年を好演

放送芸能

2018年6月23日 朝刊

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」で、俳優志尊淳(23)がゲイの美少年を演じ、役者の幅を広げている。テレビ朝日のスーパー戦隊シリーズで注目され、今年1月のNHKドラマでは性的少数者のトランスジェンダー役を好演。ちょっとしたしぐさにも神経の行き届いた演技は評価が高く、志尊は「役者としてたくさんの役を演じられるのは幸せ」と意欲を見せる。 (砂上麻子)

 初の朝ドラで演じるのは、主人公鈴愛(すずめ)(永野芽郁)の漫画家仲間ボクテ。「朝ドラはたくさんの方が見る作品なので楽しみでした」と語る一方で「設定が『ゲイセクシュアルの美少年』と聞かされていたので、間違った発信をしないことが大事だと思った」と覚悟をにじませる。

 1月のNHKドラマ「女子的生活」に続いて、性的少数者の役を演じる。「性的マイノリティーの役の印象が強いかもしれないが、トランスジェンダーとゲイはまったく別。両方とも挑戦的な役なので、やりたかった」

 難しい役だからこそ、俳優としての責任を感じるといい「間違った伝え方をしてはいけないという責任と『女子的生活』に出演したプライドがある。今回も監督やプロデューサーに面倒くさいと思われても、役についてたくさん話すようにしている。変な言い方ですが『イロモノ』にならないよう、しっかりと演じようと思っている」。

 ボクテの口調やしぐさにも気を配る。「やりすぎても感情移入できなくなるので、さじ加減は難しい。せりふがない時のたたずまいや、かわいらしさは意識して演じている。『女子的生活』で女性らしい所作を学んだ経験が生きている」

 若手俳優の登竜門とも呼ばれるスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014年)のトッキュウ1号(ライト)役で注目を集める。また現在公開中の映画「劇場版ドルメンX」では、アイドルとなって地球征服をたくらむ宇宙人を演じ、演技の幅の広さは若手俳優の中で群を抜く。「見ている人を(いい意味で)裏切りたい。これからもいろんな役に食らいついていきたい」

 

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