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NHK朝ドラ「半分、青い。」 ヒロイン永野芽郁、前向きに鈴愛とすすむ

放送芸能

2018年3月31日 朝刊

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)98作目となる「半分、青い。」が来月2日から始まる。ヒロインの楡野鈴愛(にれのすずめ)役を演じるのは、若手の注目株、永野芽郁(めい)(18)。「鈴愛の成長と、それを支える家族の愛、人の温かさがにじみ出るドラマになっている。見ている人に幸せな気持ちになってほしい」と目を輝かせる。 (砂上麻子)

 オーディションで約二千三百人の中から選ばれた。周囲から「朝ドラの撮影は大変だから、体調に気をつけて」と心配されたが、本人は「それほどでもない」とケロリ。「朝ドラの撮影はスケジュールが一定なので、学校に行っているみたいで楽です。あと半年ぐらいはできそう」と体力に自信を見せる。

 物語は一九七一年、岐阜県東部の田舎町に生まれた鈴愛が、岐阜と東京を舞台に、持ち前のバイタリティーで「一大発明」を成し遂げるまでを描く。

 鈴愛について、永野は「人に壁をつくらないところは私に似ているなと思いましたが、勢いで圧倒されそうで、最初は友だちになりたくないなと思った」と笑う。それでも演じているうちに愛着が湧いてきたといい「鈴愛と一緒にいたら前向きになれそうで、今は親友になれます」と話す。

 左耳が聞こえない鈴愛を演じるにあたり、耳栓をして聞こえづらさを体験したり、失聴についての授業を受け準備した。「百パーセント理解するのは難しいが、気持ちに寄り添えるように演じたい。鈴愛も心の中では苦しんでいる。見ている人が暗くならないよう前向きに表現したい」

 脚本は「ロングバケーション」など数多くの人気ドラマを手がけた北川悦吏子(えりこ)のオリジナル。「実生活では出てこないような、切なく、はかなげなせりふがおしゃれに聞こえるのがすごい。独特の世界観を感じます」と魅力を語る。

 今月で高校を卒業し、女優業に専念する。「女優さん一本になって楽になりました」と晴れやかな表情を見せる。小学生だった二〇〇九年に映画デビューし、ここ数年は映画やドラマ出演が相次ぐ。「こういう女優さんになりたいというより、作品をやらせていただく中でイメージが変わるような女優になりたい。鈴愛が終わったとき、まったく違う考えの自分がいる気がします」と目を輝かせる。

◆朝ドラに革命起こした!? 脚本・北川悦吏子

 最初は、百五十六話の長丁場をどう攻めていけばいいのか悩みました。一時間の連続ドラマとは違うノウハウが必要ですが、十五分でもできることはたくさんあると感じました。

 デビューして二十五年。これまで「ロングバケーション」など軽やかなコメディーや「愛していると言ってくれ」などシックな恋愛作品を書いて頑張ってきましたが、そうした経験が「半分、青い。」につながったと思います。

 ヒロインが胎児の状態から出るのは、これまでの朝ドラにはなかったのでは。それ以外にもチャレンジングなことをしています。朝ドラに革命を起こしたかも!?と思っています。

 (律役の)佐藤健君が撮影に入る前に「北川さんの代表作は『ロンバケ』とはもう言わせません」と言ってくれました。若い人が意気込んでくれるのはうれしいし、一期一会の奇跡を感じています。

◆いよいよ生まれます!

 「半分、青い。」のヒロイン楡野鈴愛(にれのすずめ)を演じる永野芽郁です。この物語は、大阪万博の翌年、一九七一年に岐阜の小さな食堂に生まれた鈴愛が、現代までを七転び八起きで駆け抜けていく姿を描いていきます。

 第一週は、鈴愛がまだお母ちゃん(松雪泰子)のおなかの中にいるところから物語が始まります。私は、おなかの中にいる鈴愛の気持ちをナレーションしました。監督から「赤ん坊っぽく読んで」と言われたのが、とても難しかったです(笑)。

 そして、いよいよ生まれた鈴愛は、あっという間に、明るくまっすぐな女の子に成長します。まだ子どもなのに、ぐっとくるようなセリフや場面がいっぱいあり、小さなころの自分すごいな!って、同じ役ながら誇らしく思いました。

 特に、おじいちゃん(中村雅俊)のために糸電話をするシーンは、本当に涙腺崩壊だと思います!

 そんな、魅力あふれる鈴愛が生まれる第一週、どんどん成長していく姿を楽しんでもらえたらうれしいです!

 <来週のあらすじ>1971年の夏。岐阜県の田舎町で小さな食堂を営む楡野一家は、新たな命を授かっていた。胎児の母・晴は、陣痛に大騒ぎ。父・宇太郎(滝藤賢一)は、愛する妻の手助けもできずオロオロするばかり。同居する宇太郎の父・仙吉と母・廉子(風吹ジュン)も孫の誕生を待ちわびる。一方、胎児はおなかの中で調子に乗って暴れまくり思わぬ事態に…。

 

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