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帰って鬼太郎 アニメ化半世紀 時を超えた魅力

放送芸能

2018年3月17日 朝刊

 故・水木しげるさん原作の人気アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の新シリーズが4月1日、フジテレビ(日曜午前9時)でスタートする。今年はアニメ化50周年の節目にあたり、初代鬼太郎の声を担当した野沢雅子(81)が鬼太郎の父親の目玉おやじを演じ、五代目となる鬼太郎を「ルパン三世」の峰不二子の声で知られる沢城みゆき(32)が務めるなど、声優陣を一新。野沢と沢城の新“親子”に新シリーズへの思いを聞いた。 (砂上麻子)

 「鬼太郎が大人になって息子ができました」。第1、2期で鬼太郎を務めた野沢は無邪気に喜ぶ。

 鬼太郎が、さまざまな事件を巻き起こす妖怪たちに立ち向かうアニメ「ゲゲゲ−」は、1968〜69年に第1期が放送され、これまで70年代、80年代、90年代、2000年代とほぼ10年ごとにアニメ化された。ねずみ男、砂かけばばあら個性的な妖怪も人気で、妖怪ブームも起きた。新シリーズは第6期にあたり、2015年に原作者の水木さんが亡くなって初めてのアニメ化となる。

 2月初旬からアフレコ(音声の録音)が始まったが、野沢は「自然体で入っていけました。全然、違和感がない」と笑顔を見せる。沢城も、野沢の目玉おやじについて「驚くほど違和感もなく、スーッと入ってきて、すごくナチュラル。ずっと前からそうだったみたい」と絶賛。野沢は沢城にアドバイスしたのかを聞かれると「何もありません、大丈夫です。素晴らしい鬼太郎になる」と太鼓判を押した。

 新シリーズは、人々が妖怪の存在を忘れた現代が舞台。すらりと伸びた脚が印象的なねこ娘など現代的なビジュアルも取り入れた。50周年の節目で鬼太郎を演じることについて、沢城は「光栄に思っている。プレッシャーに負けないようにしたい。いいものをつくるというエネルギーがあれば面白い作品ができるはず。のびのびと演じたい」と意欲を見せた。

 野沢は「鬼太郎は悪いものは悪い、良いことは良いとはっきり分かっていて、悪に立ち向かう。時代が変わっても鬼太郎の正義感は変わらない」と、50年という時を超えた鬼太郎の魅力を力説した。

 

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