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「かわいい」が自信に フジ月9「海月(くらげ)姫」で女装話題 瀬戸康史

放送芸能

2018年1月20日 朝刊

 今月から放送が始まったフジテレビの月9ドラマ「海月(くらげ)姫」に出演する俳優瀬戸康史(29)が注目を集めている。ヒロインを上回る美貌を誇る“女装美男子”役を演じたところ、インターネット上で話題が沸騰。瀬戸自身も「役者魂に火がついた」と目を輝かせる。 (砂上麻子)

 ドラマは漫画家東村アキコの同名コミックが原作。瀬戸はオシャレを極めすぎて女装まで行き着いてしまった鯉淵蔵之介を演じる。蔵之介は、地味でクラゲオタクの月海(つきみ)(芳根京子)と出会い、月海の生き方に影響を与えていく。

 十五日の初回放送後には、ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)に、瀬戸の女装姿を「きれい」「信じられないくらい女の子」と絶賛するコメントが相次いだ。瀬戸も「予想以上に周囲から『かわいい』と言われるので自信になる」とまんざらでもない様子。

 以前から原作を読んでいたという瀬戸は、蔵之介役について「不安でもあったが、役者にとっては挑戦できる役」と語る。「芝居は男性だが、容姿が女性らしく見えないと作品が成り立たない」と役作りに努め、約一カ月で六キロ減量。立ち姿や歩き方も研究した。「最初は意識したが、今は女性らしいしぐさが自然にできるようになった」と自信をみせる。

 俳優の仕事を始めた十代の頃は「かわいい」と言われることに「俳優としての武器が外見しかないことにモヤモヤしていた」と振り返る。「二十代でそういう部分も含め自分だと、受け入れてからはとても楽になった」

 自身の経験も踏まえ「僕もそうですが、誰もがコンプレックスや、変わりたいという思いを抱え、一歩踏み出せないでいる人も多い。そういう人たちの背中を押してくれたり、頑張ろうと言ってくれたりするような作品です」とドラマの魅力を話す。

 「仮面ライダーキバ」(二〇〇八年)など多くのドラマに出演するほか、昨年は、主演した舞台「関数ドミノ」で文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞するなど舞台でも評価を高めている。「舞台は映像より規制がないのでやれる役が広い。いろんな役を演じられる幸せを感じている」

 今年五月に三十歳になる。本人は「特に年齢を意識することはないが、焦らず一つ一つの作品を丁寧に演じることができたら」と語る。一方、プライベートでは「旅をすること」が目標。家族旅行も行ったことがないほど旅行に縁がないといい「一人旅とかできたら大人の男みたいでかっこいいですよね」と笑った。

 

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