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映画「嘘八百」で一発逆転 W主演・中井貴一&佐々木蔵之介

放送芸能

2017年12月28日 朝刊

 ツキはないけど腕はいい古物商と陶芸家が組み、一発逆転を狙うコメディー映画「嘘(うそ)八百」(武正晴監督)が、来年一月五日に公開される。ダブル主演の中井貴一(56)と佐々木蔵之介(49)はドタバタだったという現場を「むちゃくちゃ楽しかったなぁ」と振り返り、同世代のファンに向け「これまで頑張ってきたから、一発逆転を狙える。自分を信じて」とエールを送る。 (金森篤史)

 大阪・堺を舞台にしたオリジナルストーリー。古物商の小池(中井)がたまたま車で通りかかった屋敷を訪れると、千利休の形見の茶器を発見。国宝級の発見とこっそり喜び、屋敷にいた野田(佐々木)に「蔵のもの全部で」と百万円を渡すが、実は茶器はにせもの。野田は贋作(がんさく)作りの名人だった。

 二人の本格的な共演は初めて。互いの印象について中井は「蔵之介君とは初めてという気がしなかった」と、佐々木は「貴一さんとは心地いい感じ。だまし合いの攻守を替えながら、その場で作り上げていく気がした」とそれぞれ話す。

 野田は古美術店主と大物鑑定士に取り込まれていやいや贋作作りをしており、小池もまた彼らに一杯食わされた経験があった。意気投合した二人は本物と区別がつかないほどの利休の茶器の贋作を作って彼らに高く売り、仕返しを果たす計画にのめり込んでいく。

 人生を懸けた中年男たちの奮起に、中井は「すごくよく分かる。僕もこの商売を選んで、走り続けるプレッシャーがある」と話し、佐々木は「僕も『楽したい』と思いつつ、選ぶのはそうじゃない方」と語る。

 今作の撮影はわずか十六日間。毎朝、夜明け前に起床し撮影はときに深夜にまで及び、常に時間に追われていたという。佐々木は「現場はもうサスペンスだった」と振り返った。

 

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