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女子のホンネ全開! 映画「勝手にふるえてろ」主演・松岡茉優

放送芸能

2017年12月21日 朝刊

 若手実力派として映画やテレビに引っ張りだこの女優松岡茉優(22)が23日公開の映画「勝手にふるえてろ」で長編初主演を果たし、コメディエンヌとしての才能を遺憾なく発揮している。芸能界入りは8歳。子役時代は習い事感覚でお芝居をしていたが、映画「桐島、部活やめるってよ」(2012年)で役者の本能に目覚めた。本作では妄想癖のある会社員を感情豊かに演じ、女子の本音を代弁する。 (金森篤史)

 綿矢りさの小説を原作に、大九(おおく)明子監督がメガホンをとった。「綿矢さんが描く痛快な女性像が元々大好きで、大九監督は私の短編初主演作の監督だった。この二人が合わさったらどうなるんだろうという期待があった」

 松岡が演じるのは二十四歳の会社員ヨシカ。普通に人付き合いはするが、友だちは少なく、独りになると妄想と趣味の絶滅動物の調べものが止まらない。「ヨシカは現代の女の子。お化粧、おしゃれをしていろんな自分をつくって生きているけど、心の中では毒づいている」

 中学の同級生イチ(北村匠海)に十年間片思い中。会社の同期ニ(渡辺大知)から告白されるが、イチを忘れられず、海外在住の同級生の名をかたって同窓会を開くなど思い切った行動に出る。「ヨシカにとってイチは人間ではなく、脳内の王子様。そういう存在って結構あると思う」

 撮影現場では渡辺がムードメーカー。「劇中のニみたいにいろんな話をして盛り上げてくれた」。北村については「三つ年下で、中学生のころから知っているが、朴訥(ぼくとつ)で無口。今回の現場でも私語は一切してなかった」と笑う。

 自身は高校時代に芝居を一生の仕事にしようと決めた。「『桐島、部活−』のときは、役の女の子のことばかり考える毎日で、芝居には無限の可能性があると思った。正解が見つかるか分からないが、一生かけて挑戦しようと思った」。仕事の幅は広いが、「本業は俳優。ラジオからは瞬発力、お笑い芸人さんからは間の取り方などすべてお芝居に還元できる」と話す。

 「モーニング娘。」の大ファン。最近は結成二十周年の記念カフェやライブに行っている。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」などの女優伊藤沙莉(さいり)は、数少ない芸能界同期の同い年。「親友です。芝居でも人としても尊敬している。時間が合えばいつでも会いたい」

<まつおか・まゆ> 1995年生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、大河ドラマ「真田丸」、TBSドラマ「コウノドリ」、映画「ちはやふる」などに出演。お笑い番組の司会や舞台、ラジオなど幅広く活動する。

 

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