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ダークに迫る木村多江 「ブラックリベンジ」主演

放送芸能

2017年10月14日 朝刊

 女優木村多江(46)が、日本テレビで放送中の連続ドラマ「ブラックリベンジ」(木曜午後十一時五十九分)で主役を演じている。「日本一不幸な女性役が似合う」と言われる木村。本作では、スキャンダルを武器に復讐(ふくしゅう)に燃えるダークヒロインを演じ、新境地に挑んでいる。「怒りを内包する役はあったけれど、怒りをあらわにする役は初めて。これまでとは違った面を見せたい」と意気込む。 (砂上麻子)

 ドラマは週刊誌の世界を舞台に、夫をスキャンダルで亡くした敏腕記者の沙織(木村)が、スキャンダルを武器に夫を陥れた人物に復讐していく。

 「沙織は正気と狂気の間で揺れ動く女性。復讐を選ぶしかなかった沙織の悲しみを共感してもらえるよう演じたい」と話す。役作りのために髪を二十五センチ切り、衣装も黒ずくめと、外見も変えた。

 元「週刊文春」の記者でジャーナリストの中村竜太郎氏がドラマの監修を務め、スキャンダルの裏側をリアルに描写。普段は記者に追われる側の木村も「こんな取材方法があったとは知らなかった」と驚いたという。

 劇中に「骨の髄まで炎上しなさい」という決めぜりふがある。「毎回少しずつ違うので、どんなふうに言うか、楽しみにしてほしい」。今のところ実生活で使うことはなさそうというが「LINEスタンプになったら送りたい」と笑う。

 これまでの役柄から「薄幸な女性を演じさせたら右に出る女優はいない」とも評される木村。今年の出演作も「九割が不幸な役」と苦笑いする。「薄幸な役でも『木村多江にしかできない』ということなら役者冥利(みょうり)につきる。それ以外にもやっていかないと役者として成長できないので、コメディーにも挑戦したい」

 実生活で誰かに復讐したいと思うことがあるかを尋ねると「ありませんよ」と穏やかな笑顔で否定する。が、次の瞬間「嫌な人に会ったら『役で全部使っちゃうぞ』と思います。その人の表情や言葉遣い、目線を観察して書き留めたりしています」。意外と“ブラック”な一面をのぞかせた。

 

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