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<学校と新聞>図書委員会出前講座 情報は「判断に必要な材料」

NIE

2018年8月22日

穂崎さんと1年生の生徒たち

 本年度の第二回図書委員会出前講座の講師は、ライターでエディターの穂崎(ほさき)健太郎さん。演題は「『情報』についてちょっと考えてみる」。「情報にはどんなものがある?」という問いかけからお話は始まりました。いきなりの質問にきょとんとする生徒に、穂崎さんは具体例を挙げます。Web、書籍、グラフ、ニューロン(神経伝達物質)。どれもが情報だと言われ、なるほどと思います。

 今まで深く考えたことがなかった生徒たちにとって、それはとても新鮮な視点でした。穂崎さんの考える「情報」の定義は「何かをする際、判断に必要な材料」。自分が情報の受け手のときには、相手がどんな意図でその情報を発信しているのか考えること、簡単にうのみにしないことの重要性を、ご自身の経験も踏まえて教えてくれました。

 今回、この講座の様子を伝える図書新聞の担当は一年女子。明泉(めい)さんは記事の割り付けと生徒たちの感想のまとめ。穂乃華(ほのか)さんは講演内容と穂崎さんへのインタビュー。玉枝さんは新聞のロゴと編集後記。初めての新聞製作でしたが、三人で協力して締め切り二日前に完成しました。一年生とは思えない素晴らしい出来栄えにびっくりです。

 放課後、三人に話を聞きました。編集長の明泉さんは「感想が人それぞれで面白かった。一行にまとめるのは大変だったけど、経験をこれからの学習に生かせそう」。穂乃華さんは「講演内容をまとめるため、思い出す作業が楽しかった。穂崎さんは、好きなことは釣り、嫌いなことは面倒くさいこと、と話してくれましたが、釣りって面倒くさいのでは(笑)」。「穂崎さんの話が分かりやすく、編集後記も書きやすかった。みんなで協力して作ったのは初めてで本当に楽しかった」という玉枝さんの発言からは、大きな達成感がうかがえました。

 この図書新聞も読む人にとって大切な「情報」です。「またやりたい」と三人。「初めてで不安だったけど、みんなの記事を貼りつけて完成したときの達成感や全校生徒に知らせることのできた喜びが大きかったです」という明泉さんの言葉が三人の思いを表していました。 (東京都公立中学校主任教諭・穐田剛)

 

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