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<知りたいコトバ 知っている?言葉>終身

NIE

2018年8月22日

 保険に雇用、刑、それにプロ野球界にいる名誉監督。「終身」のつく言葉ですぐ思い浮かぶのはこれくらい。辞任した日本ボクシング連盟の会長もそうだったとは最近まで、寡聞にして知りませんでした。

 連盟のブログによると、会長が「数々の改革および偉大な成果」をもたらしたとして、二〇一二年十月の理事会で「終身会長になっていただくことを全員一致で決定」したそうです。

 広辞苑で「終身」を引くと、「いのちを終えるまでの間。一生涯。終生」とあります。文字通りなら、死ぬまで会長。名誉職とは訳が違う全国組織のトップの地位を生涯にわたって保証したというのだから驚きです。

 「終身」のつく肩書を贈られた人をもう一人思い出しました。落語家の桂歌丸さん。開始時から出演していた日本テレビ「笑点」を勇退する際に「終身名誉司会」になりました。先月の没後は「永世名誉司会」に変わり、今も番組のオープニングで紹介されています。こちらは功労者に対する関係者の愛情が伝わります。 (鈴木泰彦)

 

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