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<知りたいコトバ 知っている?言葉>蹴球

NIE

2018年7月25日

 四国の松山空港に「NOBALL」というカフェがあります。「ノーボール」でなく、「ノボール」と読むのがミソです。野球が好きで多くの用語を作り、殿堂入りした俳人の正岡子規の本名・升(のぼる)にちなんだもので、しゃれた命名です。

 先日、NHKテレビのバラエティー番組で「なぜベースボールという呼び方が普及せず、野球なのか。逆に蹴球が広まらず、どうしてサッカーが定着したのか」−が取り上げられていました。

 世界の主力はフットボール。日本サッカー協会・JFAのFはフットボールの頭文字です。サッカーはアメリカをはじめカナダ、日本など数カ国で使われているだけです。なぜ蹴球が広まらなかったか。戦後、当用漢字が定められたとき「蹴」の字が外されたことや、米占領下の影響があったという説もあります。

 お隣りの韓国語では「チュッ・ク」で、まさに蹴球です。中国語は「ズゥー・チウ」で足球、ベトナム語は「ボン・ダー」で「球・蹴る」が広く使われているようです。 (高田照二)

 

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