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<知りたいコトバ 知っている?言葉>「さん」「氏」

NIE

2018年5月8日

 社会面の下のほうに掲載される訃報記事。そこで使われる敬称が少し変化したことにお気づきでしょうか。

 これまで本紙は、亡くなられた人が女性なら「さん」に、男性なら「氏」に使い分けていました。今月からはこれを、性別にかかわらず「さん」に統一しました。

 「氏」は社会的地位を感じさせる敬称です。それに比べて「さん」は、親しみはあっても権威的ではありません。

 印象の異なる敬称を性別で使い分けてきた点に対しては、見直しを求める声が読者から寄せられていました。編集局でも改善を望む意見が強まり、変更することになりました。

 一見して死者の男女の別が分かる、という点では従来の使い分けは便利でした。しかしその便利さより、性差別にならないことのほうが大切です。

 紙面で大きな面積を割く著名人の訃報では、経歴や立場に応じて今後も「氏」を使うことがあります。「さん」より「氏」がしっくりくるようなら、女性に「氏」を使う場合もあります。 (東松充憲)

 

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