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<学校と新聞>図書館に新聞コラム 気軽に活用 ヒントも添えて

NIE

2018年1月16日

新聞コラムを読んで漢字や意味調べに取り組む中学生(昨年秋撮影)

 中学校図書館のカウンターに、新聞のコラムを入れたボックスを置いています。昨春卒業した真由さんが「塾の宿題でコラムが必要なので下さい」と、切り抜きをしている私に言ったのが始まりでした。

 以前から新聞コラムを活用したいと思い、切り抜いてストックしていました。ただ生徒へのいい提供方法が見つからず、踏み切れずにいました。

 真由さんによると、塾では、コラムを読んで要点をまとめたり、感想を書いたりするそうです。しかし学校図書館としては、もう少しハードルを低くしたい、と考えました。

 学力的に少し厳しかった大(ひろし)さんに、コラムを声に出して読んでもらいました。すると漢字の読みがわからず止まってしまいました。読めても意味は分からないという漢字もありました。そうしたことから「活用のヒント」を添えて提供することにし、五月からカウンターに置いてみました。

 「ヒント」には、こう書きました。「自学にコラムを活用しませんか?今日の自学、何をしよう……課題が浮かばず困ったことはありませんか?そんな時はコラムを活用してみませんか?書き写すだけでも良し、わからない言葉や漢字の意味や読みを調べてみるも良し、内容を要約しても良し、読んでまとめても良し、感想を書いても良し、好きに使ってみて」

 今の子どもたちは、ハードルが高いと、跳んでみようとはせず、どうすれば跳ばずにすむか、逃げ道を考えることが先行します。そこで、学力差に関係なく、誰もが気軽に活用できる呼びかけにしたのです。

 生徒たちは、いろんなところをよく見ているので、いつもと違うものがあるとすぐにキャッチ。「これなに?」と興味を持ってくれます。「先生、もらっていい?」と言ってくる生徒もいます。

 二学期には一年の女子二人が「自学に使う」とごっそり持っていくようになりました。コラムをノートに貼り、書き写したり、意味の分からない漢字を調べたりしたようです。受験が迫る三年生も、興味を持つ生徒が増えました。自宅で新聞を購読していない家庭もあるので、需要も大きいようです。 (学校司書 藤枝友香)

 

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