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<新聞で新聞を作る>「切り抜きコン」締め切り迫る 個人でも応募可能

NIE

2017年12月19日

 「第十五回新聞切り抜き作品コンクール」(東京新聞主催)の募集締め切りが来月十四日に迫っている。関東一都六県の小中高校生が対象で、学校単位や個人で応募できる。作品はテーマを決めて記事を切り抜き、模造紙にはって見出しや感想をつける。応募を目指す学校では、作業が本格化している。

 大和田小学校(千葉県市川市)の教室の床に青や緑の模造紙が敷かれ、六年生が記事レイアウトを検討していた。東京新聞の出前授業だ。本紙NIEアドバイザーで東国分中学校(同市)の武藤和彦先生(62)が「上側に大きな記事を置くと逆三角形になって締まるよ」とアドバイスした。

 八幡小学校(東京都北区)の出前授業では滝野川小学校(同区)前校長、関口修司さん(62)の指導で四、五年生が簡易的な壁新聞を作った。基礎を学び、本格的な作品作りを目指す。

 ぐんま国際アカデミー中等部(群馬県太田市)は講義で作り方を学習。冬休みの宿題で取り組む。

 作品作りには手順がある。(1)テーマを決める(2)記事を集める(3)タイトルを決める(4)模造紙(約八十×百十センチ)上でタイトルや記事の置き場所を決める(5)すき間に小見出し、感想や意見、まとめ、などの場所を確保する(6)記事をのり付けし感想などを書いて完成、だ。

 テーマは新聞によく出る題材が狙い目。タイトルは短く具体的に。前回は「大人に任せていられない!18歳選挙!」という作品が高校生の部で最優秀賞だった。記事は多めに集め、使用は十数本〜二十本ぐらいに絞る。記事同士を重ねて読めなくしたり、模造紙からはみ出してはいけない。

 情報が簡単に集まる時代に、紙の新聞を切り貼りする面倒な作業を勧めるのはなぜか。本紙NIEコーディネーターの神部秀一東京未来大教授(62)は「記事を読み込むと読解力がつき、社会への関心が高まる。感想を書くので文章力もつく。判断する力がつき自分の意見を表現できるようになる」と、さまざまな効果があることを説明する。

 応募方法などの詳細は東京新聞のホームページ(教育)へ。 (上田融)
 

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