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城南信金の若手「蒲田読み回し新聞」 視野が広がって接客にも役立つ

NIB・出前講座

2016年5月11日

「蒲田読み回し新聞」を発行する(左から)小野宏輔さん、佐藤千咲さん、佐々木愛香さん=東京都大田区で

 新聞を読む習慣をつけ、仕事に生かそうと、城南信用金庫蒲田支店(東京都大田区)の若手職員らが週3回、「蒲田読み回し新聞」を発行している。それぞれ注目する記事を切り抜いて感想を添えて持ち寄り、紙にまとめて支店内で回覧する。中心メンバーの小野宏輔さん(23)は「自分の興味関心がはっきりし、視野が広がった」と言い、接客時の話題づくりなどに役立っているという。 (奥野斐)

 きっかけは、小野さんら支店の職員五人が本紙の「まわしよみ新聞」の出前講座に参加したこと。この後の三月下旬から、自主的に活動を始めた。女性職員全員と男性職員三人の十二人が参加。三グループに分かれ、毎週月、水、金曜に「蒲田読み回し新聞」を発行している。

 持ち寄る記事は、物価動向から入社式のトップの訓示、若い世代の「スマホ老眼」、火事や交通事故など多種多様。「自分で選ぶ記事は、コンビニと金融機関の連携についてが多く、関心事が目に見えて分かった。先輩からも意見がもらえて新たな発見がある」と小野さん。

 メンバーの佐々木愛香(まなか)さん(19)は一カ月ほど前から新聞を購読し、最近は保育園の待機児童問題が気になるという。「子どもを産むのはまだ先だと思っていたけど、将来を考えることにつながった」と話す。

 佐々木さんと、同じくメンバーの佐藤千咲(ちか)さん(20)は東日本大震災の被災地、岩手県奥州市の出身。震災後は被害の全容が分からず、正確で整理された情報のありがたみを感じた。「新聞を読むようになってニュースに対して自分の意見を持ち、他人の視点も意識するようになった」。支店では、こうした取り組みが新聞を読む意識づくりにつながればと期待している。

 

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