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<文化編>絵本作家・加古里子さん亡くなる

親子で学ぶぅ

2018年5月16日

絵本を持つ加古里子さん=2015年7月、神奈川(かながわ)県藤沢(ふじさわ)市で

 「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」で知られる絵本作家の加古里子(かこさとし)さんが2日、92歳(さい)で亡(な)くなりました。

 福井(ふくい)県出身の加古さんは、大学卒業後、会社につとめながら、まずしい地域(ちいき)の子どもたちを支(ささ)える活動に参加。そこで見せていた手作りの紙芝居(かみしばい)がきっかけで絵本作家としてデビューしました。

 楽しみながら科学にふれられる「かわ」「宇宙(うちゅう)」などの科学絵本や、古くから伝わる子どもの遊びや民話をまとめた本も数多く手がけました。

 活動の背景(はいけい)には、太平洋戦争で軍国少年としてすごした自身の子ども時代への後悔(こうかい)と、敗戦後もあやまちを反省しない大人たちへの失望がありました。「せめて、子どもたちには、良いことと悪いことを自分で考えて行動できる真のかしこさを持ってほしい」−。加古さんの願いです。

 

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