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<AI編>すべての子に学ぶ機会を

親子で学ぶぅ

2018年5月3日

AI時代を見据え、ラノジットさんが開いた創造性を養うワークショップ=インドで(ラノジットさん提供)

 AI(エーアイ)(人工知能(じんこうちのう))が広(ひろ)がる世界(せかい)は「誰(だれ)でも(天才物理学者(てんさいぶつりがくしゃ)の)アインシュタインになれるチャンスがある」。こう語(かた)るのは、インド出身(しゅっしん)で、日本で暮(く)らすAI研究者兼(けんきゅうしゃけん)IT技術者(ぎじゅつしゃ)のラノジット・チャタルジーさんです。ラノさんはその第一歩(だいいっぽ)として、何(なん)でも相談(そうだん)できるコンピューター「AIメンター(助言者(じょげんしゃ))」を作(つく)ることを目指(めざ)しています。

 中学時代(じだい)に素晴(すば)らしい数学(すうがく)の先生(せんせい)に巡(めぐ)り会(あ)い、1年分の代数(だいすう)を2カ月でマスターしたラノさん。その後、ロボット工学(こうがく)を学(まな)んで研究者になりました。

 でも、インドには450以上(いじょう)の違(ちが)う言語(げんご)がある上、文字(もじ)が読(よ)めない人が半数(はんすう)ほどいます。小さな村(むら)で生(う)まれた子どもは、学(まな)ぶチャンスに恵(めぐ)まれないことが多(おお)いそうです。そういう子たちでもAIが手元(てもと)にあれば、自分(じぶん)で知識(ちしき)を吸収(きゅうしゅう)し、自分が知りたい分野(ぶんや)に詳(くわ)しい先生と出会(であ)う機会(きかい)が増(ふ)えます。

 ラノさんは将来(しょうらい)「数値(すうち)で測(はか)れる能力(のうりょく)や行動(こうどう)など、数値化(すうちか)できるものはAIに取(と)って代(か)わる可能性(かのうせい)がある」と指摘(してき)します。そうなると、今(いま)ある仕事(しごと)のほとんどはAIを搭載(とうさい)したロボットがすることになるかもしれません。でも、ラノさんは仕事がなくなる心配(しんぱい)はしないで、と言います。そういうことはロボットに任(まか)せて「自分(じぶん)にしかできない仕事を見つけよう」と子どもたちの可能性に期待(きたい)しています。 (今回の連載は、安藤美由紀、坂田奈央が担当しました)

 

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