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20年度開始 共通テストの英語 東大、民間試験一転活用へ

教育ニュース

2018年4月29日

 東大は二十七日、大学入試センター試験に替わって二〇二〇年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語で導入される民間の検定試験を、入試の合否判定に使う方向で検討を始めたと明らかにした。福田裕穂副学長は三月の記者会見で「現時点では拙速」として判定に使わない考えを示していたが、方針を事実上転換した。

 共通テストでは英語の「読む・聞く・書く・話す」の四技能を測るため、センターが認定した民間試験を活用することが決まっている。

 ただ認定試験はそれぞれ設計が異なり、公平性の観点から合否判定への使用に慎重な大学関係者も少なくない。東大の方針転換は、扱いを決めかねている他の国立大の判断にも影響を与える可能性がある。

 東大によると、三月の福田副学長の記者会見後に国立大学協会や他大学とも議論を重ね、今回の結論に至ったという。

 学内にワーキンググループを設け、成績をどう評価するかなど、具体的な活用方策を練るとしている。

 東大が同日発表した声明文では、社会のグローバル化が進む中、高校から大学を通じて英語力を鍛えることが重要だとして「入学者選抜に英語認定試験を取り入れ、四技能を評価することは意義がある」と説明。認定試験の利用には「公平公正の観点から十分な検証が必要」とも指摘した。

 その上で「認定試験の入学者選抜機能としての実効性などを十分に検証する」などと打ち出した国大協の基本方針や認定試験活用のガイドラインを踏まえ、その方針に沿って認定試験を使う方向にかじを切ったことを明らかにした。

 

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