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トヨタ、ウーバー提携拡大 自動運転技術 550億円追加出資

経済

2018年8月28日 夕刊

トヨタ自動車の2018年型のミニバン「シエナ」=同社提供・共同

 【ニューヨーク=共同】トヨタ自動車は二十七日、米配車大手ウーバー・テクノロジーズとの提携を拡大し、自動運転分野での協力関係を構築すると発表した。ウーバーが自動運転車を使った配車サービス事業に参入する際、ミニバンをトヨタが提供する。トヨタはウーバーに五億ドル(約五百五十億円)を追加出資する。

 自動運転車の開発を巡っては、運転手が不要な「無人タクシー」の実用化を目指す米IT大手グーグル系のウェイモや米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との先陣争いが激化しており、トヨタとウーバーは両社の技術を融合させて対抗する。

 ウーバーが開発中の自動運転車は今年三月、米西部アリゾナ州で公道試験中に死亡事故を起こした。事故で開発が停滞したこともあり、トヨタとの提携で形勢を立て直す狙いもありそうだ。

 トヨタが提供するのはミニバン「シエナ」で、配車サービスに使われるのは二〇二一年になる予定だ。ウーバーが開発した自動運転技術に加え、トヨタの安全運転支援システムを搭載。車の周辺を二重に監視することで安全性を高めるという。

 ウーバーはスウェーデンの自動車大手ボルボなどからも自動運転技術が搭載可能なスポーツタイプ多目的車(SUV)を調達する計画。ウーバーが使う車両をトヨタが独占的に提供するわけではない。

 トヨタは一六年、金額は非公表ながらウーバーに出資した。ウーバーの配車への自動車リースなどで提携関係にある。ソフトバンクグループは今年一月、七十七億ドルで15%の株式を取得し、ウーバーの筆頭株主になった。ウーバーは一九年までの株式上場を目指している。

 

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