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機長になりきり飛行機カラオケ 業務放送体験 品川に専用ルーム

経済

2018年8月21日 朝刊

「飛行機カラオケ」を楽しむ親子。専用ルームは操縦機のレプリカなどで飾られている=東京都港区で

 ブラザー工業子会社で、通信カラオケ大手のエクシング(名古屋市)は、パイロットや客室乗務員による業務放送を体験できる「飛行機カラオケ」専用ルームを、直営のジョイサウンド品川港南口店(東京)にオープンした。カラオケ業界は今後低迷が予想されており、他社にはない斬新な手法で新規客の掘り起こしを狙う。 (酒井博章)

 「当機は現在、飛行高度三万七千フィートにてすべて順調に飛行しています」

 「ランウェイ01R クリアード トゥ ランド」

 飛行機カラオケは車掌アナウンスを体験する鉄道カラオケに続く、通称「歌わないカラオケ」のシリーズの第二弾。格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉)の全面協力で製作した。空港での搭乗開始の案内から、客室乗務員による非常用設備の説明、コックピットでのパイロットたちの掛け合いまで本物のパイロットらが機内で話す言葉だ。これらを七つの「曲」に仕立て、四月下旬から全国配信を始めている。

 専用ルームはさらに臨場感ある状況で楽しんでもらおうと、壁面いっぱいに大空の映像を映し出し、操縦レバーのレプリカを置くなどして機内にいるような雰囲気をつくり出した。

 プロジェクターで、パイロットのせりふも投影され、客は機内アナウンスを体験できる。体験した群馬県富岡市の小学三年加藤陽光君(8つ)は「パイロットになれたみたいで、楽しかった」と話した。

 市場調査の専門家によると、カラオケ業界は少子化の進展で主要顧客である若者層の減少が避けられず、その市場はさらに縮小に向かうという。そんな中、二〇一六年四月に登場した鉄道カラオケは、本物志向で話題を呼び、現在配信中の二十九万曲のうち上位3%に食い込んでいる。

 

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