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メルカリ、赤字70億円 6月期の米への投資かさむ

経済

2018年8月10日 朝刊

 フリーマーケットアプリを運営するメルカリ(東京)が九日発表した二〇一八年六月期連結決算は、純損益が七十億円の赤字となった。米国で市場を開拓するための先行投資がかさんだといい、創業して以来、六年連続の赤字となった。赤字幅も前期から二十八億円膨らんだ。同社が六月に東証マザーズに上場して以降、決算を発表するのは初めて。山田進太郎最高経営責任者(CEO)は記者会見で「まだ短期的な収益を追求するのではなく、成長を目指して投資していくフェーズ(段階)。黒字化する時期は明言できない」と語った。

 売上高は前年同期比62・0%増の三百五十七億円と高い伸びを維持。フリマアプリを始めて売上高を計上し始めた一五年六月期以降、増収を続けている。

 一方で、米国でフリマ事業を軌道に乗せるため新たに人材を確保したり広告を増やすなど費用が膨らんだことが、赤字拡大の要因となった。今期は決済サービス「メルペイ」を始める予定で、国内でも広告宣伝費などの経費拡大を見込んでいる。

 山田氏は今後の成長戦略について、事業の柱のフリマアプリは「利用者が若い女性中心だったが、中高年の男性も増えてきており、そうした人たちが売買しやすいようサポートを強化していく」と説明した。

 

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