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新潟知事「再稼働 安全最優先」 東電社長と就任後初会談

経済

2018年8月2日 夕刊

 東京電力の小早川智明社長が二日、新潟県庁を訪れ、花角(はなずみ)英世知事と会談した。六月に就任した知事が東電幹部と会談するのは初めて。知事は東電柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働について「安全最優先を行動と実績で示していただきたい」と伝えた。

 小早川氏は会談で「私が先頭に立って体制強化に努めていく」と述べた。

 知事選で与党の支持を受けて初当選した知事はこれまで、再稼働に慎重だった米山隆一前知事の路線を継承する意向を示している。会談後、前知事が力を入れていた東電の事故対応などの県独自の検証について九月半ばにも再開する考えを示し「検証が終わるまで(再稼働を)議論しない」と話した。

 新潟県の検証では福島第一原発事故の原因、住民の健康と生活への影響、避難計画という三点を専門家が議論している。結論まで二、三年かかる見通し。

 一方、東電は、再稼働すれば数千億円規模で収益改善が期待された福島第二原発の廃炉方針を六月に表明。経営再建のため、五百億〜一千百億円の収益改善が見込める柏崎刈羽の再稼働を目指している。

 原発が立地する柏崎市、刈羽村は基本的に再稼働を容認する構え。柏崎市の桜井雅浩市長は柏崎刈羽七基のうち、6、7号機の再稼働を認める条件として、1〜5号機のいずれかの廃炉を求めている。

 今回の面会は東電側が申し入れ、経済産業省出身の山下隆一取締役らも出席した。 (伊藤弘喜)

 

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